皆さん どうも!こんにちは、ぱくぱく農園の大野です。
今回は、先日私のPodcastにてお話ししました、
【北海道視察】についての内容を記事にしました。
ぜひご覧に下さい!
実際にお聞きになる方は、こちらから ↓エピソード↓
群馬県の端っこで新規就農した僕が、どんな農家になるのか…をお届けする農家の日常系Podcast です。
本日は北海道に視察研修に行ってきたお話しです!
私が所属している会(農家の皆さんの集まり)で、
1泊2日!北海道に『視察研修』に行ってきました!
場所は、帯広 というところでした〜
帯広の19の農家さんが集まって、野菜や農産物.販売等を取りまとめている会社さんにお邪魔いたしました。
また、麦とか穀物、じゃがいもをもメインでやられている農家さんところにも伺い、視察を2件!行ってまいりました。
「北海道!」ってやっぱりあの想像していた通り、
畑 1枚がめちゃくちゃ広い!!!!
1枚が1ヘクタール、 2ヘクタールとかそういう規模感で四角くて、
「機械が入りやすいなー」っていうような印象でした。
そして、山を越え、新千歳空港から帯広の方に入って、平地に入ると四角に区切られて、碁盤の目の様に住宅地だったりが…
そこで!農地がドカーンと!
めちゃめちゃでかい【約 270m】の長さで区切られてる、っていうような状況でした。
1つ感じたのが、
【雑草がほとんど生えてない】…ほとんどというか、 生えてない!!!!
って言った方がいいですね!
雑草は、僕らの畑だと生えるもんなんですよ…
しかも面積を増やせば増やすほど、雑草が生えやすい。
管理の手が回らなくなって、雑草を取るタイミングがちょっとずれたりすると、
なかなかこんなにも綺麗な畑っていうのは難しいですよね…
また、畔や畑の周りにも圧倒的に雑草が少なかったですね。
本当に絵に書いたような、作物しか生えてないような状況でした!
そこから農家さんのところに到着し、お話もいろいろお聞きしてきました。
ちょうど 麦の収穫の時期だったので、
あの、海外で動くようなめちゃくちゃでかい!コンバイン(いやそれより大きいかも知れない…)に乗らせて頂きました。
すごい大きな幅の4m 以上!の幅のあるコンバインを乗らせてもらって
乗らせてもらうと言っても、隣に座ってるだけなんですけど…。
1往復してくるという、貴重な体験でした!
小麦が刈られていく感じ…あれを見ていくのが
本当にずーーーーと見てられる〜って感じでしたね。
そちらの機械のお値段、、、お聞きしまして。
なんと7500万!と仰っていました。
その機械で1回、そのタンクどれくらい貯まるのか??
なんと、、、『6トンから7トン』だそうです。
収穫されて、たまったら排出してくのですが、
ダンプにばーっ!と移し替えて、また刈へ行く っていうような形なんですけど、
コンバインのスピードが速すぎて、ダンプの方が追いつかない…っていう状況でしたね!!
コンバインで収穫してる人は涼しい感じで
ちょっとゆとりのある感じでやってるのですが、ダンプを運転してる人は、必死に運転されてたのが、とにかくすごい効率的だなぁという印象でした!
(動画内では、実際の農家さんに質問しています!笑)
2024年の7月18日(Podcast録音時)の北海道ですが、
雨がほとんど降っていないみたいで…
かなり日照りの状態だとおっしゃってました…
この時期ですと、見学した農家さんは、
キャベツが来週から収穫が始まるとおっしゃってたんですが、実際見たらやっぱり小さいし、もうこのまま置いといても大きくならないんじゃないか…状態があまり良くない感じでしたね…
また、他へ移動中、畑を見ててもかなりの水不足で
弱っている作物がチラホラ見えました。
結構深刻な水不足なのかなという感じがしました…。
水をやると言っても、北海道は畑がでかすぎて!多分ですが、やっても間に合わないというか…やってもほとんど 意味ない状況なんじゃないかなという気がしました。
やられてる方もいらっしゃったんですけど、
それでもやっぱり『恵みの雨』の方が全然、大きいんで…とても苦労されてましたね…。
北海道はやっぱり寒く涼しいイメージがあったんですけど、自分が行った日は31度!が最高気温でした。この暑いアツイ関東と比べると、湿度は低く気温が高いということで、すでに乾燥している状況でした!
車が通ると砂埃が凄く、少し走ると前の車が見えない…。
舗装されている道路だと問題ないのですが、畑の中の道を通ると砂埃がたちます…
本当に乾燥してるんだなっていうのを実感しましたね。
特に帯広は、「火山性の土」だそうで、サラサラという気がしました。
北海道は、とにかく大きいので、機械化も進んで進んでおり、
当然のように高額な機械を導入してやるんですけど
昔に比べこれだけ気温・気候が変わってきているのに、なかなか他の作物に切り替えるっていうのは、正直難しいのかな…という風に感じましたね。
例えば、関東の方で、専用の機械っていうのを買ったとして、
その後その作物を、やっぱり辞めます、ってなった時に、
機械を売却するんですが、その際引き取り手が意外と全国探せばあるのです!
関東は、規模感が似たり寄ったりなので、同じような馬力だったり、大きさ っていうところで買い手になる農家さんがいるんですよね。
ですが、北海道のあの規模で、7500万もするコンバイン…
あれを買える人というと、やはり北海道でしかいない、もしくは、海外…
でも!あの大きさ、小さい家 一軒くらいのでかさだと、
海外に輸出する(売却)っていうのも、すごく大変でしょう。
そういう状況で、なかなか方向転換など、、、、
北海道の農家さんの経営についても、本当に難しいんだなっていうのをすごく感じましたね。
天気の方が早く変わってしまい、農家の方が対応するのがなかなか難しい問題もあります。
気候に合わせて、種まきの時期をずらすという技術もあります。
だが!しかし!小麦の収穫が、今年は5日早い!と仰っていましたね。
それは、気温が高いせいで、ちょっと早いという事だったのですが、
じゃあ、種まきの時期をちょっと ずらしますか?と
お聞きしましたら、、、遅く撒いても変わらない! との事でした。
雪の前に種まきして、雪が溶けてからぐっ!と、生育します。
種まきの時期を遅くしたくても、雪が降る前までと制限されるし、
雪が溶けてから、皆同時なので、変わらないそうです。
なかなか難しい…そういう技術的なすぐ対応できる対策しても
北海道の場合は難しいんだろうなぁ。という感じがしました。
本当に天気次第。 本当に厳しい状況みたいですね。
こんな感じで、農家の日常を発信している「ぱくぱく農園Podcast」をどうぞよろしくお願いします!
これから農業を始めようと思ってる方や、
農家ってどんなこと考えているのか気になる方に向けて配信しております!
以上!今回は、北海道視察にて感じたPodcastのお喋りをブログにしてみました!
ご精読、ありがとうございました!
Podcastでは、この続きもお話ししてます
よろしければ、聞きに来てください!